神戸事件(その8)

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「車借りたいのですが一番安いのはいくらですか?」
「このコンパクトカーで一日6000円です」
おっ安!
確か日産レンタカーで車種はマーチだったと思う
「じゃあこれ!   あと東京での乗り捨てはいくらですか?」
「38000円ですね」
「え~38000円 高!」
確かこのくらいの値段だったと思う
電車賃、ガソリン、高速料金あと日当を考えると妥当な金額なんだろうな

しかしもうこれ以上出費は許されない
ロードサービスで、故障した場所より自宅までの電車賃がもらえる事になっている
頭の中で計算した
出した答えは
「じゃあ24時間以内に持ってきます」
超過した場合の金額も聞かずに決定した
五エ門「マジ ワン」
オレ「まーしゃー無いな」

ここから我が家まで600km
片道やや余裕を見て8時間  仮眠を6時間  トータル22時間
楽勝ジャン
そうと決まれば即実行
夕方6時にレンタカー屋をスタートした
慣れない神戸の町を抜けるのにやや時間がかかってしまった
名神高速に乗ってからはいつもの見慣れた風景
これまでに何度この風景を見たかな
そりゃ長距離運ちゃんなどにはぜんぜんかなわないが東京在住からすれば結構多いかも?
名古屋手前から中央高速に入りまた見慣れた風景
ただもうあとはあまり途中の記憶は無い
ひたすら走った
この時間になっての渋滞はほぼ皆無であとはスムーズに我が家に到着した
ちょっと予定より遅れて朝方3時頃だったと思う
急いで片付けて眠りに着く
少し興奮気味だったがそれ以上に疲れているので簡単に寝付けることは出来た

目覚めたのは9時頃だったと思う
五エ門の散歩を簡単に済ませそうそう神戸に向かう
「わりいな、ちょっと待っとけよ、すぐに帰ってくるからな」
「ワン」

一週間の間に又高速で西に向かうとは夢にも思わなかった
いつも五エ門が隣に居たのでたまに一人で長距離運転をするとちょっと寂しい気持ちになる
まあ運転に専念できるメリットもあるが
ちょっと心配した神戸市内もすんなりいき無事レンタカー屋へ到着
確か4時をまわっててタイムリミット一時間を切っていたと思う
無事車を返すことが出来て安心した

フーつらい一週間だった、本当にいろいろあった
その後神戸から乗った東京へ向かう新幹線の中でつくづくそう思った
自分の行動で何かミスがあったのかいろいろ思いこませる一週間だった
それにしても疲れた
神はあえてオレに試練を与えたのか?
まあこれくらいは試練なんて思わないが五エ門が見つからない期間は流石に参った
あとのトラブルなんて充分‘想定内’ではあるけどね
我が家に到着した時はすでに時計の針は11時を回っていたと思う

「帰ったぞ五エ門!」
「ワン」

THE END


PS
大阪に置いて帰ったF250はその後電話連絡でミッションオイルを足すだけで大丈夫と指示しその後引き取りに行った
その際オークションで落札したBOSEのウーハーを大阪まで引き取りにいった

http://www.bose.co.jp/pro/products/awcs2/index.html